E3以降の最新情報まとめ①【ポケモンソード・シールド】
6月12日のE3(国際的なゲーム見本市)でポケモンソード・シールドの最新情報が発表されました。その時のツリーハウスでゲームフリークの増田氏から、今作は過去作から連れてこられるポケモンを制限するとの重大発言があり物議をかもしています。
1、ポケモンソード・シールドに過去作からポケモンを連れてくる方法
ニンテンドー3DSまでのポケモンシリーズでは「ポケモンバンク」という3DSの有料サービスを利用することで、過去作から最新作にポケモンを移すことができました。
今作ではハードがニンテンドースイッチに移行したことで、「ポケモンホーム」と呼ばれるニンテンドースイッチに対応したサービスが2020年に開始する予定だそうです。
この「ポケモンホーム」で利用できる通信は以下の通りです。
ソード・シールド →→ ポケモンホーム
ソード・シールド ←← ポケモンホーム
つまり過去作のポケモンを移すには、一度ポケモンバンクに預け、そこからさらにぽポケモンホームに移し、ポケモンホームからポケモンソード・シールドに移すという方法になります。
2、ポケモンホームからソード・シールドに連れてこられるポケモン
E3後に「ポケモンホームからポケモンソード・シールドに連れてこられるポケモンはガラル図鑑に登場するポケモンにしぼる」との発言がありました。
つまり過去作で入手したポケモンでも、今作のガラル地方で入手することができない場合は連れてくることができないということです。肝心のガラル地方で登場するポケモンですが、新ポケモンの他にも既存のポケモンもいて「ガラル図鑑をうめるだけでも大変」との発言がありました。
公開されているPVに出てくるポケモンの進化形はすべて出ます。たとえば、チャンピオン・ダンデの後ろにはリザードンがいましたよね。となると、ヒトカゲも登場するという感じで。もちろん、現在(2019年6月12日現在)PVに登場していないポケモンの中にも、ガラル図鑑に出てくるポケモンたちはいます。
これをまとめると
・過去作ポケモンは、ポケモンバンクからポケモンホームに送ることができる
・ポケモンホームからソード・シールドに送られるポケモンは「ガラル図鑑」に登場するポケモンに限られる
・ソード・シールドで使用できるポケモンは、元々ソード・シールドに登場するポケモンのみ
・PVに登場するポケモンの他、そのポケモンの進化前、進化後のポケモンも登場する
・現時点でPVに登場するポケモンの他にもガラル地方に登場するポケモンはいる
・リリースによって登場ポケモンが増えるかどうかは未定
・基本的に今後の作品でも、登場するポケモンに制限がかかることになる
インタビュー記事はこちら。
3、なぜ今回このような措置をとったのか?
今作からこのような対応をとったのは言うまでもなくポケモンの数にあります。151匹でスタートした初代ポケモンでしたが今ではその数は800匹を超えています。近年では新ポケモンの追加数がだんだん減少していくのではないかとのうわさもありましたが、ゲームフリークの対応は反対に新ポケモンの追加数は維持し過去作のポケモンの登場数を抑えることでバランスをとるという方法をとりました。
このような決断したのには二つの理由があり、それは「グラフィックなどの調整に対応しきれない」「対戦面でのバランス調整のため」ということだそうです。グラフィックに関しては開発時期を延期する等の措置をとることも考えられますが、それでも今度も増え続ける新ポケモンに対応することができなくなるため、作品ごとに登場するポケモンをしぼることになったというわけですね。
よって、今後追加アップデートで全ポケモンが使用可能になる、または全ポケモンが登場する完全版が発売されるということはないそうです。
「ガラル地方にあったポケモンが登場する」とのことから、ある程度登場する/しないポケモンを予想することができます。あくまで個人的な判断になりますが、いくつか候補を考えました。
・他の地方の伝説・準伝説ポケモン
たとえばアローラ地方の守り神である「カプ・コケコ」などの準伝説ポケモンは、その土地に深く関係するポケモンであり、他の地方であるガラル地方にはシナリオ上でも登場することはないでしょう。
・リージョンホーム、アローラリージョンのポケモン
アローラリージョンのポケモンが登場した当時から、他作品での扱いはどうなるのかと言われてきましたが、この発表から考えると今作での登場はないでしょう。
・現在ソード・シールドに登場することがわかっているポケモン 一覧
5、今後のポケモンシリーズの展開
今やポケモンは単なるゲーム作品の枠を越えた一大メディア産業といっても過言ではありません。ポケモンは半永久的に存続するために、今後も新たなポケモンが生み出されポケモンの総数は増え続けるでしょう。
今では800匹(バリエーションを含めると1000匹近く)存在しますが、今後2000、3000匹となっていった時に今までのように全ポケモンを登場させることは不可能でしょう。今回の措置はそういった今後の展開を含めての決断だと思っています。
また今作ソード・シールドではメガシンカやZ技といった過去作要素は登場しないとのことです。今後はシリーズごとに登場ポケモンやメガシンカ・ダイマックスといった新要素も入れ替わり制になると思われます。