【ポケモン剣盾】ヤミラミ入りランクバトルパーティ紹介
twitterでヤミラミ入りパーティについて紹介しましたが、こちらでもう少し詳しく解説したいと思います。
ヤミラミのデータ
特性:いたずらごころ
持ち物:きあいのたすき
技構成:メタルバースト、おにび、じこさいせい、ちょうはつ
ステータス:HP・防御特化、すばやさ最遅
性格:のんき(ぼうぎょ↑、すばやさ↓)
パーティのデータ
ヒートロトム、ギャラドス、ナットレイ、ニンフィア、ヒヒダルマ、ヤミラミ
(技構成や持ち物はその都度変えています)
使用方法1、鬼火で物理アタッカーを止める
ヤミラミは、特性いたずらごころによって変化技を先制で撃てるため、先制鬼火+先制自己再生のコンボで大抵の物理アタッカーを受けることが可能です。
役割の持てる物理アタッカー
ガラル・ヒヒダルマ、ウオノラゴン、パッチラゴン、カビゴン、ナットレイ、カバルドン、アーマーガア、アイアント、ゴリランダー、ネギガナイト、ドリュウズ※
役割が持てない・注意が必要な物理アタッカー
①両刀型、物理・特殊の型が読めないポケモン
②火傷状態にならない炎タイプ
エースバーン、ウィンディ、リザードン
③いたずらごころを受けない悪タイプ
バンギラス、オーロンゲ、ブラッキー、キリキザン、シザリガー、バルジーナ、マニューラ
④ラムの実の所持率が高いポケモン
⑤積み技(つるぎのまい・からをやぶる・はらだいこ)を持っているポケモン
⑥その他特性
ローブシン(こんじょうで火傷無効)、オニシズクモ(すいほうで火傷無効)、アマージョ(じょおうのいげんで先制技無効)
※またミストフィールドで状態異常無効(鬼火×)、サイコフィールドで先制技無効(火傷、挑発×)です。ただし飛行タイプ、浮遊ポケモンはフィールドの効果を受けないので有効です。
使用方法2、たすき+メタルバーストで特殊アタッカーを吹き飛ばす
メタルバーストは、自分が受けたダメージを1.5倍にして相手に返す攻撃技(はがねタイプ、物理、非接触)です。カウンター、ミラーコートと似た効果の技ですが少し違いがあります。
メタルバースト
倍率1.5倍。物理・特殊問わず反射できる。
はがねタイプなので無効化されない。
優先度0なので相手より先に発動すると失敗する。
カウンター・ミラーコート
倍率2倍。物理・特殊どちらかのみ反射。
ゴーストまたは悪タイプに無効化される。
優先度‐1なのですばやさに関係なく発動できる
相手のパーティにメタバで突破したい特殊アタッカーがいる場合は、たすきをけずらないように先発or死に出しによる対面を作ります。
環境にダイマックスポケモンによる全抜き型が流行っているので、ラス1対面でたすきを温存したヤミラミを出して処理するのも有りです。(ただし体力2倍のダイマックスポケモンは一撃ではたおせないので、事前にダイマックスターンをからすか、半分くらい体力をけずっておく必要があります)
役割の持てるポケモン
トゲキッス、ギルガルド、ニンフィア、オーロンゲ※、エルフーン※
(ヤミラミ自身も悪タイプなので、オーロンゲ・エルフーンのいたずらごころによる補助技を無効化できますが、身代わり、壁張り、おいかぜなどの技は通してしまいます)
役割の持てない・注意の必要なポケモン
①中途半端な威力の特殊技をうってくるポケモン
各種ロトム、サザンドラ、ミロカロス、ラプラス、ヌオー、トリトドン
ブリムオン、シャンデラ、コータス、カビゴン、ヌオー 、ドサイドン、セキタンザン
③メタバで反射できない連続技持ちのポケモン
④たすき持ち(+先制技)やばけのかわ(+先制技)のポケモン
⑤状態異常をうってくるポケモン
ヌオー、ゲンガー、ドラパルト、ミミッキュ
使用方法と使用感
現在のダイマックス環境はからめ手が減り、シンプルに高威力の技で殴り合ったり、能力を上げて全抜きを狙う型が主流のため、鬼火・メタバ型のヤミラミが刺さっているように感じます。
また習得技の制限により、「どくどく、みがわり、やどぎりのたね、ステルスロック、すなあらし、ミストフィールド、サイコフィールド」などのヤミラミの苦手とする技が減ったのも追い風になっています。
対物理アタッカー
先制鬼火が有効な物理アタッカーと対面した場合は、鬼火をうちます。鬼火の命中率は85%と外す可能性もあるので、メタバでも処理可能かつ、鬼火が外れると致命傷となる場合はメタバを選択することもあります。
ヤミラミの鬼火は読まれやすいので、このタイミングで炎・悪タイプまたは特殊型に引かれることも多いです。(特にシャンデラ入りパーティの場合は100%後だしでもらい火を発動させてきます)
ヒヒダルマ・ウオノラゴン・パッチラゴンは、環境を代表する新ポケモンですが、こだわりアイテム持ちがほとんどなので鬼火→自己再生連打で受けが可能です。
いたずらごころによる先制技をうっているかぎり、えらがみ、電撃くちばしの威力を半減できるのもポイントです。
対積み技持ち
鬼火が有効な物理アタッカーでも、積み技持ちのポケモンの場合は積み技で威力低下を相殺してくることがあります。(ミミッキュ、ドリュウズ、パルシェンなど)
この場合は、先制挑発で積み技を上から封じたり、中間択でメタバをうったりもできますが、読みあいが発生します。
ドリュウズは相手のポケモンが積み技を持っていない場合も多く、ミミッキュはそのままじゃれつくで落としにくることが多い印象です。
対特殊アタッカー
特殊アタッカーと対面した場合はメタルバーストを選択します。
ロトムは対面でボルトチェンジをうってきたり、たまにトリックや鬼火などの補助技を使用してきます。ウォッシュロトムならナットレイ、ヒートロトムならヒートロトムまたはニンフィアなど受け先をあらかじめ決めておきます。
同様に中途半端な威力の悪の波動や身代わり、悪だくみをうってくることが多いサザンドラと対面した時は、即ニンフィアに交代します。
シャンデラは鬼火をもらいびで受けにくるので、非常に呼びやすいポケモンですが、最遅ヤミラミよりも遅いことが多いのでメタバでは対処はできません。ギャラドスやヒヒダルマなどで対処しましょう。(ダイアイスやダイロック、とんぼ返りでタスキのケアもできます)
対耐久・サポート型
この型のヤミラミは挑発を搭載しているため、物理・特殊アタッカーだけでなく耐久型にもある程度対応ができます。
初手で挑発を入れて相手の変化技を一方的に封じ、すきがあれば鬼火を入れて、自己再生でねばります。
カバルドンは挑発→鬼火→自己再生の順番で対応すればたいていの型は封じることができます。(自己再生で体力を全回復しても砂嵐で常にたすきが削られるが、砂嵐が止むまでカバが居座ればたすき復活のチャンスあり)
基本的にはどこかのタイミングで別のポケモンに交代されますが、ランク上級者はカバルドン引き→特殊アタッカー交代→再度カバルドン展開と交代読み交代を狙ってきます。
アーマーガアも挑発→鬼火→自己再生の順で完封できます。アーマーガア自体も挑発を持っていることが多いので、基本は先制挑発で相手の変化技を封じてからの鬼火安定です。しかしアーマーガアは受けループで使用されることが多く、挑発をいれてもすぐに交代されることが多いです。火傷は交代されても継続するので適当なタイミングで鬼火をうちましょう。
ヌオーは、ヤミラミの鬼火再生やたすきメタバの両方を潰すどくどくを持っています。またヤミラミよりも遅いことが多く、攻撃技も中途半端な威力の地震と熱湯と、ヤミラミの苦手な要素が多すぎるので対面はなるべくさけましょう。
こちらも受けループで選出されることが多いので、パーティ単位での対策が必要です。
ドヒドイデも、挑発→鬼火+自己再生+メタバである程度のごまかしが可能ですが、熱湯による火傷や特性再生力による回復手段を持つため、突破は不可能です。
コータスは、先発でステロをまいてあくびループを狙ってきます。ヤミラミの挑発を読んで火炎放射をうってくることが多いですが、ヤミラミより遅いためメタバで迎撃することができません。
また一度挑発をうっても、挑発が切れたタイミングでステロをまかれてしまうので、ヤミラミでの対処は不可能であり、たすきメタバ型での運用は困難です。相手パーティにコータスがいる場合は、その点を考慮して選出を決めましょう。
ブリムオンはトリル始動要因なので通常時はヤミラミよりも遅い場合がほとんどです。先発で対面すると、相手がトリルかマジカルシャインをうつかの2択になりますが、後者を読んでもメタバで反撃することができません。ブリムオンが選出される場合は先発が多いのでヤミラミ以外のポケモンを初手に出しましょう。
またダイマックスしてサイコフィールドやミストフィールドを張られるとやっかいです。その点にも注意しましょう。
まとめ
ヤミラミは対策の取れていないパーティに対しては圧倒的な制圧力を持ちますが、一方である程度上級者になるとこちらの動きを読んだ行動を取ってきます。
ヤミラミで対処できないポケモンに対する受け出し先をしっかり準備しておくことと、相手のパーティ次第ではヤミラミを選出しない選択をとる切り替えが重要になると思います。
またヤミラミは特性いたずらごころと幅広い技の選択肢を持つポケモンなので、この型だけでなくいろいろな型での運用が可能なのも強みです。
「イカサマ」「はたきおとす」「ねこだまし」「かなしばり」「アンコール」「トリック」「なげつける」「めいそう」「わるだくみ」などなど。この記事を参考にあなただけのオリジナルの型を作ってみてください。