ポケジャーナル ポケモンソード・シールド考察・翻訳ブログ

ポケットモンスターソード・シールドの考察や海外記事の翻訳をしています。

ポケモン英語講座①「初めての英語プレイ」

今回から新企画をスタートさせます。その名もポケモン英語講座!

ポケモン英語講座は、ポケモンソード・シールドからポケモンを初めて英語でプレイしようとしている人を応援する企画です。今後、どの程度継続するかはわかりませんが、お付き合いよろしくお願いします。

 

第1回目はまだポケモンを英語でプレイするかどうか迷っているという人のために、英語プレイのメリット、デメリットをお話ししたいと思います。

私は言語選択が可能になった第6世代から4作(XY、ORAS、SM、USUM)を英語版でプレイしています。英語でのプレイに興味があるけど不安という人もいると思うので、ぜひ参考にしてください。

 

 

英語プレイのメリット、デメリット

私が英語プレイを始めたきっかけは、英語の勉強というか英語に触れる機会が欲しかったからです。試験や教科書の問題として英語に触れることも大事ですが、ゲームで楽しく学べたらいいですよね。

しかしポケモンのゲームは一度言語を選択すると、リセットしないかぎり言語の変更ができなくなります。そのため、途中で英語プレイをあきらめて日本語設定にもどすことはできません。後悔しないためにも、メリットだけでなく実際に英語プレイをしていて感じたデメリットも挙げていきたいと思います。

 

メリット

1 楽しく英語を勉強できる

文字だけの時と比べてゲームだと状況が映像としてわかるので、はるかに内容も理解しやすいです。また機械的に単語や文法を覚えてるのではわからなかったことがわかるようになります。参考書等のお堅い英語ではなく、日常会話で使うような英語がわかるのもポイントです。

 

2 国際孵化に有利

親が同じ「言語設定」のポケモン同士より、「言語設定」の異なる親のポケモンたちの方が色違いが出やすくなります。こちらを目的に英語プレイをする人も最近は多いようですね。

もちろん一人でやる場合はソフトが2つ必要になりますが、国際孵化を目的としなくても、交換に出す時に相手にありがたがられるかもしれません。

 

 

デメリット

1 英語テキストを読むのが負担になる

これは人にもよりますが、多かれ少なかれ英語を読むのが面倒に感じることがあると思います。私も8割方はストレスなく読めるのですが、たまに面倒になってAボタンを(ほぼ反射的に)連打して読み飛ばすことがあります。

ですがこれは気持ちの問題で、ポケモンは最悪、テキストを読まなくてもクリアできるゲームです。わからない英語があっても気にしない、どんどんテキストを読み飛ばしても気にしないという人にこそ向いているかもしれません。(ストーリー部分はダメですが、それ以外の部分ならもう一度話しかければ、何度もテキストを読むこともできますしね)

 

2 作中の名称や固有名詞がわからない

ポケモンの名前はもちろんのこと、人名や町の名前、細かいところだと「フェスサークル」や「ポケリゾート」といった機能の名前なども日本語版と英語版では違います。

上でテキストを読み飛ばしても大丈夫と書きましたが、ポケモンの名前や技名は覚えておかないと対戦が成り立たないので、主要なポケモンや技名は覚えておきましょう

またポケモンの名前などの固有名詞は発音を調べることができません。私はSMでジュナイパーをパートナーにしていたのですが、英語名の「Decidueye」の正確な発音がわからずモヤモヤしていました。(ちなみに頭の中では「ディサイジュアイ」と読んでいましたが、「ディシジュアイ」のような発音になると思います)

ポケモンの読み方がわからないのも、人によってはストレスになるかもしれません。

 

3 ストーリーに入り込みにくい、キャラクターの個性が読み取りにくい

日本語では一人称だったり、「だよ」「です」「だからな」といった語尾の口調でキャラクター性を表現することが非常に多いですが、英語には一人称の違いや語尾は存在しません。

たとえばORASではマグマ団のカガリやアクア団のウシオなどは日本語版ではかなり特徴的なしゃべり方をしていたと思います。英語版でも変わったテキストだったのですが、「変わった文だな…」と思っただけで口調からキャラの個性を読み取るのは難しいです

ここはキャラクターが好きという人には結構ハードルになるかもしれません。例えばソード・シールドでは「マリィ」や「ビート」といったライバルが登場しますが、始めはツンツンしていたキャラがあるきっかけで主人公に心を開き始めた……といったシチュエーションが好きな人とかは感動が減ってしまうかもしれません。

 

まとめ

まとめるとポケモンの英語プレイは、ゲームの面白さだったり、ストレスなくプレイすること、キャラクターの掘り下げといった部分をある程度犠牲にしてもかまわない、英語の勉強に役立てたいという向上心のある人でないと後悔するかもしれません。

ここまで言うとデメリットの方が大きいんじゃないかと思う人もいると思いますが、実際にプレイしている私からすると、それでもゲームを通して英語に触れるメリットも大きいと思います。

しかしまだ自分の英語力が不安だとか、ポケモンの名前や技名がわからないという人もいると思います。今後のポケモン講座でそういった不安や疑問に応えていきたいと思います。